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柵原(やなはら)鉱山の鉄鉱石(硫化鉄鉱)を備前片上港に輸送するための鉄道として1931年 (S6)に開通した鉄道で瀬戸内海に面した片上駅(岡山県和気郡片上町)と柵原駅(岡山県久米 郡柵原町)間を結んでいた。
線路延長33.7km、軌間1067mm、非電化の鉄道で、
貨物輸送と旅客輸送を行っていた。
国鉄山陽本線とは途中駅の和気(わけ)駅で接続していた。 片上駅は国鉄との接続はなかったが、鉱石の積出を行っていたため、広いヤードを持っていた。
蒸気機関車は1968年に全廃されていて、1977年の訪問時には貨物列車はディーゼル機関車 牽引になっていた。
1987年に鉱石輸送がトラック輸送に変わってからも旅客輸送を続けていたが1991年3月に鉱山
が閉山になり、同年6月に廃止された。
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