更新日 2010年9月1日
私の撮った鉄道写真
旅の記録 「カッパドキアとイスタンブール」 No. 6

イスタンブール 3日目
2009年11月18日
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1 最初の目的地はトプカプ宮殿ですが、開館は9時30分なので、その前に金角湾と新市街が見えるシルケジ駅前に寄って、8時20分から8時35分過ぎまでトラムを撮影しました。
天気は快晴、通勤の人たちでトラムのホームも歩道もあふれていました。

(トラムの写真はここをクリック)

トラムのシルケジ駅ホーム
右の写真と反対側のッホーム
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トラムのシルケジ駅ホーム
トラムの先は金角湾と新市街
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3 シルケジ駅前からトラムでスルタンアフメット駅まで乗り、トプカプ宮殿へ向かいました。
儀礼の門の前には9時10分に着きました。
入場券販売窓口で2人分払ったのに、ゲートで1人分しかないと言われるトラブルがありましたが、他のツアーに付いていた日本語のできるトルコのガイドさんが窓口と交渉してくれて、無事通過できました。
最初に向かったのはハレムです。

トプカプ宮殿 儀礼の門
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トプカプ宮殿 デイワンの塔
塔の裏側はハレム
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5 今朝、両替を忘れたため、ハレムの別料金(15TL/人)が1人分しか払えず、私は2TLのチャイ飲みながら、家内がハレム見物から戻るのを待ちました。
宝物館では86カラットのダイアモンドや3つのエメラルドの付いた短剣などがありましたが、撮影禁止なので写真はなしです。
宝物館の先のテラスで真下を走るトルコ国鉄線に列車が来るのを待ちました。 10分ほど待って、やっと貨物列車を1本だけ撮影できました。

トプカプ宮殿ハーレム入口の休憩所でチャイ
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トプカプ宮殿テラスから見たボスポラス海峡
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7 バグダット・キョシュク(バーダット・キョシュク)は金角湾、ボスポラス海峡、マルマラ海が見渡せる場所にある建物(東屋)です。
ここは室内の壁面を埋め尽くす青いイズニックタル、中央のドームの天井部分の赤いタイル、窓のステンドグラスが調和していて、すばらしいものでした。


トプカプ宮殿 バグダット・キョシュク
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トプカプ宮殿 バグダット・キョシュク
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9 バグダット・キョシュクのテラスからボスポラス海峡と金角湾を見たあとは、割礼の間です。
ここのタイルも綺麗でしたが、室内には入れませんでした。

トプカプ宮殿を出たのは11時40分、滞在時間は2時間強でした。


トプカプ宮殿
左:聖遺物の間 右奥:割礼の間

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トプカプ宮殿の庭園
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11 両替店のありそうな方に出ようと思い、入った時とは別のギュルハネ駅に近い門からトラムの走る通りに出ました。


トプカプ宮殿の城壁?とトラム
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ギュルハネ駅付近
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13 両替店はすぐ近くにありました。
両替中に私はトラムを撮影、家内は私の撮影待ちで店内にいたらチャイをご馳走になったそうです。

ギュルハネ駅-スルタンアフメット駅間
右の店で両替をしました
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ギュルハネ駅-スルタンアフメット駅間
トラムの後ろはブルーモスク
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15 次の目的地アヤ・ソフィア博物館着は12時ちょうどでした。
大ドームの真ん中に床から天井まで鉄製の足場が組んであり、違和感がありましたが、ドームと足場の組合せが妙に調和して見えました。
大ドームの直径は33m、床からの高さは56mだそうです。

アヤ・ソフィア博物館
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アヤ・ソフィア博物館 大ドームは工事中
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17 アヤ・ソフィアはギリシャ正教の聖堂として建てられ、1453年コンスタンティノーブル陥落後に、モザイク画を石膏(漆喰)で塗りつぶしてジャーミィに変えられていたのが、1931年にモザイク画が発見されたことから、博物館になっている建物です。


アヤ・ソフィア博物館
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アヤ・ソフィア博物館
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19 小さなドームの天井には「聖母子像」があります。9世紀に描かれたとみられ、アヤソフィアではもっとも古いものだそうです。


アヤ・ソフィア博物館
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アヤ・ソフィア博物館
「聖母子像」
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21 親指を入れて360度一気に回すと幸せがやってくるといわれている「聖母マリアの手形」の前に人だかりが出来ていました。

2階はバルコニーになっていて、モザイク画が天上や壁にモザイク画が沢山あります。
バルコニーは女性用の場所として造られたものが、後に皇族のための場所になったため、モザイク画が描かれているのだそうです。

アヤ・ソフィア博物館
聖母マリアの手形
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アヤ・ソフィア博物館 2階バルコニー
2階バルコニー
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23 バルコニーには最も有名なモザイク画「ディーシス」(請願)があります。
キリストを中心に聖母マリアと洗礼者ヨハネを描いたビザンチン美術の最高傑作のひとつで、キリストの表情が人間に近いことが特徴だそうです。
天井のモザイク画もすばらしいものでした。


アヤ・ソフィア博物館 2階バルコニー
モザイク画「ディーシス(請願)」

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アヤ・ソフィア博物館 2階バルコニー
2階バルコニー
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25 アヤ・ソフィア博物館を出たのは13時、約1時間いたことになります。
近くにトウモロコシを売る屋台があったので、トウモロコシ好きとしては見過ごせず、買ってみました。
やや硬目で甘みも少なくて、子供の頃に食べてい味のようでした。
トラムの写真を撮ってからトルコ軍楽隊の演奏を聴くために軍事博物館に向かいました。

屋台で売っているトウモロコシを
道端のベンチに座って食べました

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ギュルハネ駅付近
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27 新市街側のトラムの終点、カバダシュ駅でケーブルカーに乗換えてタクシム駅まで行き、更にメトロ4号線に乗り1駅目で下車。
外に出たら方向が分からず、通りすがりの人に尋ねても、軍事博物館を知らないらしくてなかなか教えてもらえる人に当たらず、苦労して軍事博物館にたどり着きました。
カバダシュ駅から40分もかかりましたが、なんとか 開演40分前の14時20分に着くことが出来ました。

ギュルハネ駅付近
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軍事博物館入口付近
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29 武器の展示はすごい量でしたが、武器にはまったく興味がないので、展示は数室をチラッと見ただけでホールへ急ぎました。 ホール着は15時25分。 最前列に座れました。

オスマンの歴史を紹介するビデオ上映の後、舞台背面の壁が両側に開き、庭の向こうから赤い服を着た博物館所属の軍楽隊が演奏しながらホールに入ってきます。

軍事博物館の展示
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軍事博物館
博物館所属の軍楽隊の演奏
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31 ビデオ上映が15分、演奏が20分、短い休憩を挟んで2回公演なので、2回目も見て16時過ぎに終演。
演奏した曲は1回目と2回目では大部分が違っていました。
客席には地元の小学生らしい団体が入っていて、軍楽隊の演奏を喜んで聞いていました。

軍事博物館
博物館所属の軍楽隊の演奏

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軍事博物館
博物館所属の軍楽隊の演奏
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33 乗り慣れないメトロはやめることにして、タクシーでタクシム広場に戻りました。
タクシム広場着は16時30分。
3度目になるノスタルジック・トラムの撮影をしながら、イスティクラール通りを土産物を探しながらのんびり歩きました。
家族への土産の菓子類とトルコ音楽のCDを買いました。

(トラムの写真はここをクリック)

軍事博物館
大勢の地元の子供たちが来ていました

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タクシム広場を一回りして向きを
変えるノスタルジック・トラム
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35 夕食の目的地はイスティクラール通りの真ん中あたり、チチェッキ・バサジュというシーフード中心のレストラン街です。

アーケードのような感じで通路の上には屋根があります。
通路は一つの建物の中の通路なのか、別の建物の間の屋根付き通路なのかは、分かりませんでした。


イスティクラール通り
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アール・ヌーボー様式の装飾が
美しいチチェッキ・パサジュの入口
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37 レストランの入口も壁も屋根もいアールヌーボー様式の装飾で満たされていて、素敵な場所でした。

あとで調べたところでは、この建物は19世紀後半にアール・ヌーボー様式で建てられたもので、当時は1階が商店街、2階が高級アパートだったそうです。


食事をした店は
KiMENU RESTANRANT

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チチェッキ・パサジュの中の通路
ここもアールヌーボー風の装飾です
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39 両側のレストランが通路に張り出して席を設けているようで、私たちが食事をした席はテラス席のようでした。

食事代は2人で64TL(約4000円)、その内ワインが20TLでした。


ここははレストランの外のようでした
手前は通路で窓の向こう側が店内です

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2人分の食事
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41 食事の後はイスティクラール通りをトラムの終点テュネル駅まで歩き、発車待ちのトラムを撮影しました。

地下ケーブルカーでガラタ橋の新市街側カラキョイへ下り、カラキョイ駅でトラムに乗ったのは20時、ホテルに着いたのは20時30分でした。
ノスタルジック・トラム
テュネル駅付近
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地下ケーブルカー
テュネル駅
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