掲載日 2012年 4月 1日
旅の記録  「大震災後に大船渡駅・細浦駅を再訪問 」

2012年 3月 9日 〜 10日


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3月9日に大震災1年後の岩手開発鉄道を再訪しました。 
2010年9月の三陸撮影旅行で親切に対応していただいた岩手開発鉄道に、当時と同じメンバー4人で
大震災から1年半後の2012年3月9日に訪問しました。
メンバーの一人が前回お世話になった方に出した年賀状の返事で 「大船渡の町並みは変わってしまい
ましたが、機関車は今まで以上に力強く走ります。 是非、大船渡の方へいらして下さい。」 というメールを
いただいたのがきっかけでした。 (注:岩手開発鉄道の復旧は2011年11月)

東北道を夜中に走って早朝に大船渡市に着きました。  岩手開発鉄道の本社に挨拶に行くと、応接室に
通されて会社幹部の方とお会いして大船渡と鉄道の被害状況のお話を伺うことができました。
大きな被害を受けた岩手開発鉄道ですが、石灰石を太平洋セメント大船渡工場へ運ぶ列車は、1年半前
の訪問の時と同じように走っていました。

12時過ぎまで岩手開発鉄道の写真を撮ってから宿泊地の一関に向い、途中で大船渡市や陸前高田市の
街と鉄道を見てきました。 被災規模のあまりの広大さと、津波の破壊力に圧倒されました。

大船渡市(盛駅)にある3つの鉄道路線のうち復旧したのは岩手開発鉄道だけで、JR大船渡線と三陸鉄
南リアス線はまだ動いていません。(2012年4月現在)

 追記:大船渡線は一ノ関駅-気仙沼駅間は復旧しており、気仙沼駅-盛駅間は2013年3月にBRT(バス)
     で仮復旧、南リアス線は盛駅-吉浜駅間が2013年4月復旧し全線開通しています。

(写真)
大船渡駅 津波で壊されて大船渡駅の駅舎はなくなり、水飲み場だけが残されていました。

水飲み場は左の写真では赤いポストの後ろに一部が見えています。

2009年9月の大船渡駅 (拡大する)
2012年3月の大船渡駅 (拡大する)
水飲み場の先が駅舎、その先がホーム
被災後の 大船渡駅 付近 大船渡駅周辺は片付けが済んでいたようでしたが、線路は赤錆びていたり埋まっていたりしていました。

鉄道好きは悲しくなる風景です。
左の写真の2人は同行者、右の写真の人は通行人です。
2012年3月の大船渡駅ホーム(拡大する)
2012年3月の大船渡駅付近 (拡大する)
細浦駅 細浦駅はホーム上の待合室は残っていました。
ホームより高い位置の建物は津波の影響がなかったように見えました。

ホームの高さまで津波が来たようです。
2009年9月の細浦駅(拡大する)
2012年3月の細浦駅 (拡大する)
細浦駅 残ったホームはよく見ると大きくゆがんでいます。

ホームより一段低い場所にあった駅舎はなくなっています。
2012年3月の細浦駅ホーム (拡大する)
2012年3月の細浦駅ホームの裏側と
更地になった駅舎跡
(拡大する)
陸前高田市内は道路沿いの場所は片付けが済んだのか更地になっていました。

車を停めた場所はカーナビで見るとコンビニのある場所でした。 四角い基礎と駐車位置を示す白線がありました。
2012年3月の陸前高田市内
遠方は津波で押し流された船 (拡大する)
2012年3月の陸前高田市内
(拡大する)
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  注)このページは「お知らせ」のページから移動したものです。 (2014年9月5日)

<約1年半前 2010年9月の撮影旅行の記録>
 20日:東北本線前沢駅付近、大船渡線猊鼻渓駅付近・新月駅付近、細浦駅付近、気仙沼駅、
     気仙沼線南気仙沼駅付近で撮影。  宿泊 オーシャンビューホテル丸森(大船渡)
 21日:大船渡線下船渡駅付近、盛駅、岩手開発鉄道、三陸鉄道南リアス線吉浜駅付近・
     平田駅付近で撮影。  宿泊 陸中海岸グランドホテル(釜石)
 22日:釜石線陸中大橋駅、上有住駅、遠野駅付近、石巻線前谷地駅、石巻駅で撮影
     宿泊 ルートイン石巻(石巻)
 23日:石巻港駅、日本製紙入換機、石巻線鹿又駅付近、仙台臨海鉄道で撮影。
  注)鉄道仲間4人、K先輩の自家用車で移動。 走行距離は新所沢駅前発着で1,537km。


       
 
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